夢見草子

桜の別名を夢見草といいます。徒然なるままに休み続ける日々。

2/25

本を三冊読んだ。一つが韓国で流行ってる自己啓発本『あやうく一生懸命生きるところだった』。韓国の小説は読んだことがあったけれど、自己啓発本って初めてだな〜と思いつつ読んだ。もちろん日本人が翻訳している日本語で書かれているもの。それしか私には読めない。それでも、言い回しや比喩表現の多さなどから英語圏のものと全然違うな〜と思った。

著者の読んだ本や観たドラマ・映画の一部を引用で、日本のものが多かったのがビックリした。世界的に人気な村上春樹から、『孤独のグルメ』など。特に後者はなかなかシブいチョイスだし、日本で知らない人がいない名バイプレイヤー松重豊であるからこそ成り立っている世界観があるとなんとなく思ってたから、韓国でも観られていて人気とはびっくりした。

本の内容は面白かったけれど、ちょっと日本社会と重ならないところもあったりして、それでも今の私にとっては気が楽になる良い本だった。読者のタイミングが違えばクズを増産しかねないなーとも思う。

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本の内容や著者の考え方やライフスタイルに学ぶものがやっぱりあったのだけれど、それ以上に違う背景を生きている人がいるのだということに救われている気がする。みんな色々あるし、だいたい思い通りになんかならない。

「だいたいそう」「なんとなくそう」「言わなくてもまぁわかる」ことほど、ちゃんと誰かの言葉で詳しく書かれたり口頭で説明されると新しい気づきがあったりするのだ。

明日は何を読もうかな。