夢見草子

桜の別名を夢見草といいます。徒然なるままに休み続ける日々。

10/4

経済的にいよいよヤバくなったら働き出せるのではないか、なんて悠長なことを考えていたのだけれど思いのほか身体は動かないのでした。

初めて単位を落としたときのことを思い出すな。ぎりぎりでなんとかなっちゃうもんだと思ってたけどどうにもならなかった。どうにもならないことってあるんだなって。自分でどうにかしなきゃならないんだなって、単位を落としたことよりももっと大きなものが自分に欠落していることを思い知る感覚だった。

そういえば、あの頃も心をすり減らしていた。なんでここにいるんだろうと思いながら居続けることしかできなかったバイト先。やめたかったしやめればよかったのだけれど、やめることさえ言い出すことがでなくて、本音を絞り出すちからが残ってなかった。

でも今は 休みたい って言える環境があって、それってなかなか有難いものだ。腐ってもいいけど腐り続けるのは良くないみたいな言葉を何かの本で読んで、私はまだ腐っていないと思いたくなったけれど、ほんとうはずっと前から腐ってしまっていたのかもしれない。

そう思うとますます重くだるく苦しくなっちゃうけど、だとしたらいっそ全部捨てて心機一転新しい自分的なノリで始めちゃえばいいのかな、とも思う。

秋を理由に髪の毛を真っ黒にした。鏡を見るたび、落ち着きっていうより暗くて仕方ない本来の自分に何周もして戻ってきた感覚がある。髪色明るいほうが元気に見えるって言ってくれる人たちの気持ちが自分でもわかる。

でも元気そうで元気じゃない自分でい続けるのはそろそろほんとうにしんどいので、手放すことにしたのです。

頭も心も暗いほうが、今の自分らしくて何より自分自信の居心地が良いから。真っ暗な夜に溶けてしまえそうで、夜に身体を委ねるのが楽になった。夜を越えていくのにふさわしい装いで、今夜も堕ちるところまで堕ちればいい。朝まで死に損なったように目が冴えていても。