夢見草子

桜の別名を夢見草といいます。徒然なるままに休み続ける日々。

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

6/29

実家の隣の家には両親より少し年上の夫婦が住んでいたのだけれど、去年2人とも亡くなってしまった。自宅でテーラーを営んでいて、畳の部屋には色とりどりの生地が並べられていた。子どもの頃は、おばさんがキティちゃんの生地で小さなカバンを作って、よくプ…

巣立の夕べ

実家に向かって夕方の住宅街を歩いていたら、子どもたちが挙って空を見上げていた。そのまっすぐな視線の先に、たくさんの鳥の影が電線の上に並んで見えた。せわしなく鳴き合う声で、それが燕だとわかった。 その子どもたちのすぐ後ろに建つ家の駐車場の屋根…

6/9

梅雨らしい日だった。家の中から聞く、雨の音が好きだ。見えないけど音や香りで存在を感じるようなものってなんかいい。帰り道、どこかの家の、おそらく台所の換気扇から香ってくるカレーの匂いとかも。「カレーを食べる」のはもちろん好きだけど、「どこか…

6/8

足が疲れるほど歩いた。こんなにたくさん歩いたのは久しぶりだ。昔はよく歩いていたのに。 横浜に越してきて、ホットヨガを習い始め、毎回1時間きっかり全身で汗をかく運動をするようになってからはあまり歩かなくなった。横浜という地にまだ慣れていないの…

6/5

半年に一回の会社の宴会だった。ホテルのパーティールームでの立食形式で、離れてしまった部署の人たちとも久しぶりにおしゃべりできた。 いつもビンゴがあって、50人くらいの部署の半分くらいが景品をもらえるシステム。ビンゴになった人からくじを引いて、…

6/3

月曜は嫌い。先が長い。今週来週と公私とも仲良い人と食事の予定がある。でもだめだ。なんか無理だ。 それでもえいやっと空港に向かう電車に乗って、職場に向かう。職場は空港ではないのだけれど。 同じ電車に、航空会社の面接に向かうのであろう髪一本落ち…

6/1

気になっていたカフェにきた。6組ぶんの席しかない小さなカフェ。 小伝馬町というめっちゃ都心にある。日本橋界隈の町が全体的に好きで、ここもその一部だ。 好きな街にステキなお店ができてうれしい。 店員さんもステキな人たちだった。ゆっくり話せたらも…