日記 4/19
1週間が終わった。長かった。でも全然違う仕事になったので覚えることが多くて時間が早く過ぎていく感じもある。
忙しさに追われると、あんなに執着していたことががどうでもよくなるというか、ほんとうに必要なことしか目に入ってこなくなるもので、行くべき道が見えてくるし、その道の険しさなんかもよく見えてくる。逃げ道や選ばれない進路はいつも楽そうだ。でも楽しさがあるかはわからない。
元々SE職で入社したのに、広報系の対人間の部署に配属されて2年間ずっと人間相手に仕事をしてきた。新しい部署でやっとプログラミングをはじめ、コードを書いたりしている。いろんなものを見ながらでないと何も書かないけれど、一発で思うように動いた時の達成感や楽しさは他には変えられない。もっと色んなことができるようになりたい。なれるんだ、今の環境なら。そう思うと希望だらけだ。
ワクワクしている。春だからとかなんとなくではなく、ちゃんと目の前にある仕事に。こんな日を待っていた。
ただ、それによってこれまでの日々が浮かばれなかったことを回収してくれるわけではないししなくていい思いをして過ごした時間はやっぱり損だった。必要な時間だった、みたいな小綺麗な名前をつけてやるのも嫌なくらい煩わしい日々だった。
それでも今は今に夢中で、それ以外のなにものでもない。