夢見草子

桜の別名を夢見草といいます。徒然なるままに休み続ける日々。

日記 3/16

最近あったかくなったと思ったら今日は結構寒かった。遅くまで出掛けるからきちんと天気予報を確認して、買ったばかりの春服ではなく秋に着ていたワンピースに冬に買ったコートを羽織って渋谷へ出かけた。冬から春というより、秋から冬になったような空気だった。そんな頃もちょうど渋谷を歩いていたと思う。あの頃は大学のイチョウ並木がきれいだった。

昼から大学の特別講演を聴きに行き、夜はゼミの集まりで終電まで過ごした。仕事が休みの日でも、その半日を渋谷や渋谷近辺で過ごすとどうしても学生時代に戻ったような気持ちになる。渋谷にも大学構内にもどんどん新しい施設が増えていくし、なくなった建物もある。でもそれは在学中も同じだった。変わっていく景色に寂しさを全く感じないこともないが、それがこの町の常だ。いつ来ても、駅名を見ると帰って来たなと感じる。そう思える場所がこんな都会のど真ん中にあることは忙しない東京で生きていく上でありがたいことなのかもしれない。

f:id:sakurafurui:20190317053246j:image

2時間以上空いた時間に入るカラオケ。恋話をしながら歌う恋の歌。やることは変わらないけれど、お互いにいくつか新しい歌を歌うようになったなとふと思った。

学生の頃はまだなかった歌もたくさん生まれ、するとも思わなかったような恋もして、新しい思い出がどんどん増えていく。その思い出の中に、これからも変わりゆくことが変わらない渋谷とそこで出会った友人達が長く多くいてほしいと願いながら、新しい朝を静かに迎えている。(眠れなかった)