夢見草子

桜の別名を夢見草といいます。徒然なるままに休み続ける日々。

9/4

病院へ行って、ネイルをしに恵比寿へ行った。薬をもらい損ねた。明日また行こう。

ネイルの後、恵比寿から歩いて代官山の蔦屋書店のとなりにできたというスタバが経営するパン屋さんに行こうと思った。その矢先に充電がきれた。地図なんてなくてもいけるだろうとトコトコ歩いた結果、必要以上に道に迷ったし、必要以上に時間がかかった気がする。都心とはいえ、代官山は「山」という字がつくことからわかるように、坂の多い町。何となく上り坂を避けて歩いてたら時間がかかってしまった。へとへとになった。何は歩いたのか、携帯の電池があれば歩数がわかったのに。もったいない。

うわさのパン屋はオープンしたての割に空いていた。余裕があるからか店員さんが優しく声をかけてくれた。あれこれ聞きながら美味しそうなふわふわのパンをいくつか選んで買い、帰宅すると今月のカードと光熱費の引き落とし金額の通知が来ていて萎えた。

生きていくにはお金がかかる。この先の自分の生活を本気で考え込んでしまえば今は不安しかないけれど、どうせ考え始めたら落ち込むことはわかっているので少しでも美味しいうちにとパンを食べた。フィンランドに行ってからどうやらパンが好きになったようだ。

もちろんご飯も味噌汁も好きなのだけれど。パン、おいしいな。バターの塩気がじわっと広がると、優しい気持ちになる。これまでの人生で人一倍の量で涙として出て行った塩分が取り戻されているのかも。明日の朝の分も買っているから食べるのが楽しみだ。パンを買った日はいい日だ。