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仕事を終えて帰宅すると、犬はペット用の骨壷に納められて、我が家に帰ってきていた。
どんな姿になっても、世界で一番可愛い私の宝物だ。お盆までうちで過ごし、お墓参りの時に納骨しようとなった。
タイミングがタイミングだったのだけれど、母の四十九日の直前に、最初に飼い始めた黒猫が老衰で天国へ行った。立て続けの不幸に我が家一同悲しみつつ、一緒に納骨できたら二人とも寂しくないしいいんじゃない?みたいな話になり、そうなった。ほぼノリと勢いだったのだけれど、お寺さんも何の迷いもなく快諾してくれた。なので今回もウチのお墓に入れようという意見で合致した。暗い法事で毎回いいネタとして親戚たちは話している。聞き飽きているけれど、なぜか毎回必ずこのなんとも言えない偶然に笑えてしまう。
この家族に生まれて良かったなとつくづく思う。